作品展覧会

9月2日、待ちに待った作品展覧会が始まりました。8月31日から開催予定でしたが、台風の影響により延期となり、作品展覧会オープニングイベント「アートでワイワイおしゃべり鑑賞会」も中止となりました。

作品展覧会を楽しみに待っていた学生たちも、台風による交通機関への影響を避けるため、やむなく丸亀を出立することになりました。

開催当日には、丸亀市内外から約50名もの観覧者が訪れてくださいました。学生たちがお世話になった島の方もお越しくださり、この日まで丸亀に滞在していた東脇さん(小手島滞在)と話を弾ませていました。

作品展覧会では、学生たちの作品22点と、日本画に触ることのできる作品、ワークショップで制作した作品、学生による島滞在中の絵日記など、密度の濃い展示を楽しんでいただくことができます。

作品展覧会は2024年9月8日まで。多くの方に足を運んでいただけましたら幸いです。

作品展覧会会場設営

作品展覧会オープンに向けて、8月28日に会場設営を行いました。学生たちが主体となって、制作した作品の配置、ライティング、配布する展示解説の作成など、観に来てくれた方に楽しんでもらえる展示になるよう精一杯工夫しました。

作品展覧会の会場設営の経験がない学生も多い中、経験者の仲間に教わり、協力し合って、一体感のある空間を創り上げました。

惜しまれて、卒島

本来であれば、8月27~28日に島で発表会、8月29日に卒島式を行う予定でしたが、台風10号の接近が予測されていましたので、参加学生や島の方々の安全を考慮した結果、急遽8月27日に卒島の日を迎えることになりました。

突然の予定変更にもかかわらず、港には島の方々がお見送りに来てくださいました。
島を離れる学生たちは、島の方たちと記念撮影を行い、船上ではいつまでも手を振って別れを惜しみました。
学生たちを温かく迎えてくださった島の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。

手島町盆踊り「金之丞おどり」に参加しました

8月14日夜、手島港漁協倉庫前にて、2018年以来6年ぶりの開催となる手島町盆踊りに、本プロジェクトの学生たちも参加しました。

ヨーヨーや焼き鳥などの屋台を楽しみ、イベントステージでは、島の方と一緒に歌いました。すっかり日が暮れた頃、「塩飽手島金之丞盆踊り」が始まりました。

丸亀市手島町に古くから伝わる金之丞おどりは、一度で覚えるのが難しく、足運びも複雑です。実は参加する数時間前、学生たちは、市民有志による踊りの記録映像を食い入るように見つめ、ひたむきに練習していました。その結果、島の方々と一丸となった踊りを見せてくれました。

会場には、本島と広島で行ったワークショップで制作した作品を設置させていただき、賑わう夜の手島を優しい光で照らしました。

ワークショップを行いました

8月14日、本島と広島の市民センターにて、本プロジェクト参加学生と島の方々との交流を行うワークショップ「組手細工を体験!」を実施しました。

講師は有限会社森本建具店の森本隆さん(高松市)にお願いしました。香川の伝統工芸品「組手障子」の技を受け継ぐ香川県伝統工芸士です。

「組手障子」の美しい細工の技術、「組手細工」の魅力に、参加者全員が時間を忘れるほど没頭していました。時には参加者同士で教え合い、また、完成した作品で話がはずみ、笑顔のこぼれる充実したひと時を過ごしました。

「HOTサンダルプロジェクト2024」入島式を行いました

8月9日丸亀港合同待合所にて、本プロジェクト参加学生を歓迎する式典を行いました。

HOTサンダルプロジェクトは2012年から始まり、今年で13年目。

2024年は、8月9日~8月29日までの約3週間、美術大学生11名が、島に滞在し島の方々と交流を行いながら、豊かな自然に囲まれた中でアート作品を制作します。(本島へ2名、広島へ3名、小手島へ3名、手島へ3名滞在。)

入島式には学生10名が参加。温かく歓迎された学生たちは、創作意欲に燃え、これから始まる島での生活に目を輝かせていました。