未来のアーティストを育むアトリエ HOTサンダルプロジェクト

参加者の声

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自分と、絵のことを見つめ直したかった。
そのために島は最適な環境。

移住しようと思ったきっかけは?

大学院2年生の時にHOTサンダルプロジェクトに参加し、小手島で滞在制作をしたのがきっかけです。島で過ごした1ヶ月はとても濃密で、東京に戻った後もずっと島のことが頭から離れませんでした。
ちょうどその頃は、翌年に大学院修了を控えて、修了後の進路を考えている時期でした。制作活動を続けたいけど、実家は親が仕事をしていて制作には不向きだったので、新しく部屋を探そうと思っていたんです。でも、東京だと情報が溢れているのがストレスになりそうで。いっそ環境を大きく変えて、自分と絵のことを見つめ直そうと思い、広島への移住を決めました。

移住にあたり、不安なことはありませんでしたか?

強いて言えば、新しい仕事のことと、虫のことくらいでしょうか。HOTサンダルプロジェクトで、島での生活がどんな感じかは何となく分かっていたので、そこまで不安なことはありませんでした。

現在のお仕事は?

丸亀市役所の健康福祉部高齢者支援課で、臨時職員として働かせていただいています。船で丸亀港まで約20分、そこから自転車で10分くらいです。以前遅刻したときがあって、その日の帰りには島の皆が知っていて、とても恥ずかしかったです。島の情報伝達の速さにはいつも驚かされます(笑)。

実際に島に移住してみて、どうでしたか?

最初は島独特の分からない言葉がたくさんあって驚きました。「あいつはワヤやからゴジャやな」って言われてポカンとしたり。榊(さかき)のことを「しゃしゃき」って呼ぶのも妙におもしろくて、島の人が私を笑わそうとわざと言うので、それを聞くたびに笑っていましたね。最近は、東京弁と讃岐弁のバイリンガルになりたいので、色んな人のお話に聞き耳をたてるようにしています(笑)。
島には移住して良かったと思います。私は元々、東京での無理矢理行き先不明の急行電車に乗せられてしまったような生活がとてもストレスだったので。今は自転車に乗って、自分の力でゆっくり走りながら行き先を考えることができています。

不便に感じることは?

ほとんど無いです。欲を言えば丸亀港から島への最終の船の時間が17:30なので、もう少し遅い時間まであれば遠出できるのに、とは思います。あと、通販で買い物をしたときに、大きいものだと追加料金がかかったりしますね。

現在はどんな作品を制作されていますか?

植物をモチーフに、主に和紙と墨を使って制作しています。同じ形の連続に見える植物の形の中に、その時にしか出会えない変化を見つけて描きたいと思っています。2017年に丸亀市生涯学習センターで個展をさせて頂く予定なので、この1年間、島でみつけた島ならではの形を絵に落とし込んで、皆さんにお見せしたいですね。

作品写真

今後の目標は?

とにかくたくさんの枚数の絵を描きたいです。自分の生活の中に、絵を描くということを定着させたいですね。

丸亀市や離島への移住を考えている方へメッセージをお願いします。

私が島に移住すると決めたとき、賛成してくれる人はもちろんいましたが、同じくらい反対されることも多かったです。そんな時にも迷わず「島は魅力的なところだ!」と言い切ることができたのは、HOTサンダルプロジェクトに参加した経験があったからです。
良い意味でも、悪い意味でも、島は特殊な環境です。移住を考えている方は、移住したいと思っているところで1日過ごして、そのサイクル・リズムを体感してみると良いと思いますよ。

島で捕れる魚たち

島で採れる魚と野菜は本当に美味しいです!1番は決められません。

霧がかった王頭山

お気に入りの風景は、雨や霧の日の王頭山。雲がかかって、まるで山から雲がでてきているように見えるのが好きです。

イチジクの木

初めて滞在制作したとき、イチジクが木になっているのを見て、「あ、本当に木になるんだな」って思いました。

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